荒れた鬼怒川で「運」を使い果たす

※すいませんが、長文になるのでお急ぎの方はスルーされる事をおススメしますm(__)m

尚、思う事が多々あったので、いつもより言い回しがくどいかもしれません(~_~;)

ここ数週間は、朝一だけでも川に行ってはいるんですが、意中の魚のライズが獲れなかったりと苦戦していました

先日も、鬼怒川に行ってきたんですが、平水を意識してタックルを準備したにもかかわらず予想以上に水量に勢いがあり

濁りは無いけど、釣りになるかな?っていうのが最初の感想で、リールはいつものカーディナル33にロッドをウエダ社のトラウトスティンガー72Ti(17年近く使っている)でスタートしました

ただ、この時はスレ鱒対策的にリーダー〔メインで使用しているライン(糸)の先に根ズレ防止でつける〕を細くしていたんですが・・・。

これが後になって、冷や冷やものになるとは(釣れるイメージがわかなかったせいもあり)予想だにしていませんでした(・_・;)

流れがキツイので、いつも釣座には入らず、遡上した魚を狙うべく、ルアーを通しやすい下流からアプローチを

浅すぎて釣りにならない、いつものシャローでさえ、ちょっとしたトロ瀬になっていました

比重の高い7gのスプーンを使用しても、流れに負けて流されるのでミノーを使うことに

自分としては珍しいのですが、丁度いいのかな?くらいの感じで魚をリサーチします

しかし、まったくという感じで手応えもなくルアーを流し終えて

土手を上がって車に向かい、ロッドを積んで移動しようかと思ったんですが・・・。

もう一度、いつもやっているポイントに目を通す事に

最近の鬼怒川は、大きい石などなくて底がフラットになっていることも珍しくないので、流れが強いと底にも何もないのですが

なんとなく、対岸の流れの筋と岸辺の間が流れがなく、鏡(流れもないよどんでいる状態)のようになっていました

いつもは、流れに差し掛かるところでルアーにバイト(魚がルアーに対して口を使う)するんですが

もしも、流れの筋が壁になり、そこに魚が入ってるのかな?と疑問に(もちろん妄想です)

何かの雑誌で見たような(記憶が曖昧で、もしかしたら勘違いかも)

まだ時間も早かったせいもあり、他に行っても状況がそんなに変わりはしないだろうと高をくくっていました

乗り気もなく、消化試合的な感じでリュウキの60Sを投げ入れて軽くトゥィッチ(ルアーを動かして不規則な動きを入れる)

を入れながらテンションフォール(ラインを穂先にテンションを掛けながら落とし込んでいく方法)でルアーを沈ませていったら・・・。

答えは一投目で出てしまいました(-。-;

「ドンッン」!!!!!

激しいバイトがあって嬉しいはずが、「何で」!?としか思えずに鱒とのファイトがスタート(@_@)

直ぐに対岸の流心に突っ込んでいかれるのは想定内でしたが、何処まで下るか分からない事は想定外(大汗)

幸いカーディナル33には、元から付いていたCシステム(新たにベアリングが追加されたシステム)があった事とドラグ(適度な負荷を掛けながら滑る事で魚の体力を奪って
くれます)の利き方を改良に改良を重ねてドラグワッシャーを3枚も入れていたのが良かったのかドラグの出方がスムーズで助かりました

ただ、まずいのがリーダーがフロロカーボンの4lb.

引っ張って切れる可能性もさることながら(太さ1号くらい)鱒の口の位置で簡単にプツンと逝ってしまう怖さを感じながらのやり取りを(~_~;)

これも、幸いだったんですがロッドがトラウトスティンガーだったので、粘りとティップ(穂先)の柔軟さに助けてもらい、やり取りしやすかったです

やっと流心を超えて手前に魚を持ってきたんですが、かなり巻き取らないと寄ってこない

ジリジリとドラグから糸が出ていく度にドキドキしてしまいます(@_@)

やっと近くまで来たときに、ロッドを立てすぎないように、ネットを魚に差し出しました

ネットも、新しくラバーネットに新調したもので深さに安定感があるので安心して掬う事ができました(;^ω^)

改めてその鱒を、まじまじと見てみる(◎_◎;)

久しぶりの感触とドキドキ感に高揚した気持ちを感じながら、どうしてもぬぐえない気持ちに「何であそこに?」という複雑な心境

もちろん、嬉しくないはずもないですがはっきりしない自分の気持ちが良く分からなくなりました(^◇^;)

で、まずは、ネットに入れた魚を携帯で写メを撮ろうとしたら(^^;

電源が入りません(@_@)!!!!!

昨日の夜に充電した筈なのに、全然ダメで(゚Д゚;)

(今、思うとUSBの差し込み口が浮いていた可能性も)

カーディナル33を譲っていただいた先輩や友達の顔は出てくるけどSNSも出来ない
(;´Д`)

しゃぁない(~_~;)

あきらめて携帯をしまい手持ちのミラーレスカメラを取り出しました

自前のミラーレスで撮るですが、昨日までしっかり雨が降っていたので「雨つゆ」が土手からボトボトと落ちてきて撮るのが怖い(*_*;

以前、買ったばかりのカメラを水没させて修理代2万近く掛かった事を思い出してしまい(ー ー;)

カメラケースはビショビショになってしまい最後までバタバタでした(汗)

魚をリリースするのに蘇生させたいこともあり移動しないで、その場でシャッターを押し続けたのはいいのですが

もう少し、写真の撮りやすい場所じゃないとピントも合いづらく、自分には難しくて
(><)

「せっかくの鱒なのに、今回もいい写真は撮れなさそうだなぁ」という残念な気持ちに支配されていき(ーー;)

まぁ、写真が撮れただけ良いかと自分を慰める始末(~_~;)

かくして、写真も撮って鱒をリリースした後に

次どうする?となるんですが

携帯の電源が落ちてるので、何かあったら家族に連絡も出来ない事も気がかりになって

「らしくない」ですが、早々に撤収してしまいました(笑)

カミさんも息子くんも、超・ビックリ(´?ω?`)

一緒に朝食を食べてました(;^ω^)

今、振り返っても、「何であそこに居たんだい?」と

あの一投がなかったら、獲れてなかったのかな?と

一時間もない短い時間でしたが、ずいぶんと考えさせられる事が多い釣行となりました

「なぜ」と疑問しかないですが!?

お陰様で「勉強」になりました(;^ω^)

長文、最後までお付き合いしていただき、ありがとうございましたm(__)m